毎年の推移表は連結で【実践!社長の財務】第508号

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る
Calendar

おはようございます。
税理士の北岡修一です。

先週は、相続税対策のセミナーをやりました。
このメルマガからも数名いらしていただき、ありがとうございます。

知っているか、知らないか、ちょっとしたことをやっておくか、おかないかで、相続税がまったく違ってきてしまったり、争続になってしまったり、怖いものです。

是非、最低限のことは知って、準備しておいた方がいいですね。

セミナーに参加されなかった方でも、ご心配なことがあれば是非、ご相談ください。

ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!

毎年の推移表は連結で

先週は、毎年の決算の推移を一覧にしよう、ということを書きました。

これには、結構、共感してくれた人が多く、すぐに実施してくれた人もいました。

次のようなご返信もいただき、皆様の参考にもなると思いますので、ご了承いただいて、紹介させていただきます。

「私は、自社の過去の決算数値を、すべてエクセルにまとめて一覧表にしております。

BS・PLの後に、年度末社員数・拠点数を必ず記入しています。

その下には、主要財務指標として、以下の数値を分析表示しています。

・安全性(流動比率、自己資本比率)
・活動性(売掛債権・仕入債権・棚卸資産回転数)
・収益性(営業利益率、総資本回転率)
・生産性(付加価値額、1人当たりの人件費)

数値入力のみならず、参考指標も算出されるので、過去のトレンドを見るときには非常に参考になります。

今回のメルマガを読んで、やはり、苦労して作っててよかった、と思わずにいられませんでした。
今後とも宜しくお願い致します。」

とてもいい取組ですね。

自社の状態を見るのに必要な指標を選び出して、それを毎年の推移で見ていく。

このような指標も入っていると、会社がどのように変化しているかが、一目瞭然になってきますね。

是非、自社に合った指標を、あまり多くならない程度にして、推移表に入れていくといいと思います。

この年間決算の推移表を作る際、できれば連結で作って欲しいですね。

会社は何年もやっていると、子会社ができたり、機能別に会社を分けたり、ということが起こってきます。

そうなると、1社だけの数字を並べても、年によってベースが違ってきてしまいますので、数字を比べる意味がなくなってきてしまいます。

売上が急に落ちている原因を聞くと、「この期から○○を分社しちゃったんだよね。」みたいなことに、なってしまいます。

そこで連結ですが、外部公表する正式なものではないので、簡単なやり方でいいです。

ただし、各社の決算を足すだけではダメです。

各社の損益計算書を、科目ごとに加算した上で、内部取引を相殺します。

たとえば、子会社から親会社に商品を売っている場合は、

子会社の売上の内、親会社への売上をマイナスし、親会社の仕入の内、子会社からの仕入をマイナスします。

売上と仕入を共にマイナスしますから、全体としての損益は変わりません。

このような内部取引が、いろいろあるかと思いますので、主要なもの、金額の大きいものを抜き出して、相殺していきます。 

このように相殺された後の連結損益計算書をもって、推移表に数字を入れていってください。

こうした連結損益の推移表を作っておけば、どんなに会社が増えて全体がわかりにくくなっていても、創業の時からの会社の成長度合い、変遷を見ていくことができますね。

ここから気づくことは、様々なことがあるのではないでしょうか?思い出にひたるだけでなく(笑)、将来の方向性や改善点を見出していって欲しいですね。

是非、連結ベースの推移表、作成してみてください。
経営者の方は、経理の方あるいは会計事務所にお願いしてください。

編集後記

昨日は、初めて座禅に行ってきました。最初は良かったのですが、回を重ね4しゅ目になるとかなり足が痛くなって、安定しなくなってきました。でも、終わった後は、爽快な気分。
ビールも最高でしたね(笑)。

メルマガ【実践!社長の財務】登録はコチラ
http://www.mag2.com/m/0000119970.html

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る