何がおこるかわからない【実践!社長の財務】第490号

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おはようございます。
税理士の北岡修一です。

2013年度の税制改正法案が、先週22日の衆院本会議で可決されました。

今週は、参議院で審議されますが、第1党の民主党も賛成する方向で、今年は3月末までにスムーズに成立しそうですね。

今週で、年度末終了です。追い込みの方、頑張ってください!

ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!
 

何がおこるかわからない

先週は、内部留保を作った方が勝ち、というような話をしました。

一生懸命売上を上げ、経費を抑え、結果として利益を出し、

ムダな税金を払わない努力はするが、最終的に出た税金はきちっと払う。

そうしていくと、内部留保が貯まり、それに見合う現預金も貯まっていきます。

そんなことをして、内部留保を貯め、現預金を貯めていくといい、というお話していると、

「そんなに貯めてどうするの?」と言う方が、たまにいらっしゃいます。

それだけ税金を払って、内部留保を貯めていくくらいなら、もっと使って、会社を成長させた方がいい、ということです。

 
もちろん、会社の成長のための投資はすべきでしょうが、税金を減らすために、無理やりやる必要はないと思います。

そのような動機が先行していると、税金も少なくなる代わりに、リスクも高いのでは? と思います。

内部留保を貯めていくのは、会社は何がおこるかわからないから、というのが大きな理由です。

本当に何がおこるかわかりませんね。

先日も、建設業関連の会社で、一時期の不況や大きな損失を脱して、ようやく水面上に浮上しかけた矢先に、

メインの得意先が倒産し、5,000万円もの貸倒れを起こしてしまった会社があります。

社員10人以下でやっている会社ですから、この5,000万円は非常に大きいです。

内部留保はようやくできかけたところだったので、余裕はありません。

今は、仕入先、外注先に協力を得ながら、何とかしのいでいますが、まだまだ予断を許さない状況です。

このような急な貸倒れや、リーマンショックのようなことやはたまた、東日本大震災のような自然災害、本当に何がおこるかわかりません。

リーマンショックの時は、売上が半減したところや、製造業では、1/10になってしまった、なんてところもありました。

そんな時に、内部留保があるか、ないかで、天と地ほどの差があるのです。内部留保がなければ、あっという間に倒産ししていまいかねません。

たとえ売上がなくなっても、1年や2年、社員の給料を払っていける会社と、1ヶ月でももたない会社では、経営の安定性・安心感は、まったく違うのです。

経営者の満足のために内部留保を貯めるのではなく、社員のため、お客様のために、会社が継続していけるように、安心してやっていけるように、内部留保を貯めていくのです。

ちょとやそっとではつぶれない、しぶとい会社が、本当に強い会社と言えるのではないでしょうか。

編集後記

昨日はもう桜満開でしたね。今週末にお花見の予定もありますが、果たして持つのでしょうかね...。
今日は神戸の方へ出張行ってきます。

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