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実践!社長の財務

見える財産と見えない財産【実践!社長の財務】第410号

見える財産と見えない財産【実践!社長の財務】第410号

2011.09.12

皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

閣僚が辞任しましたね。ちょっとガッカリです。
でも、記者クラブでの言動、過激な記者によって作られた気がしないでもありません。

密室の中でやるというのは、よくないですね...。
何が真実だかわからない、というのがたくさん起こるというのが、今年のような気がします。

ということで、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!

見える財産と見えない財産

会社の資産、財産はどのくらいあるのか?と問えば

会計を知っている人は、当然、貸借対照表を見ればわかるでしょ、と答えると思います。

でも、そこに載っているものは、お金に換算できる財産だけです。

たとえお金に換算できても、会計制度上、載せなくていい、載せるべきではないものも、載っていません。

会社で最も大きな財産は何か、と言えば、

それは、人=社員 でしょう。人こそが、会社の付加価値を生んでいく、原動力になっています。

でも、人はお金には換算せず、人件費として経費にしかなっていません。

その他にも、その会社の技術(一部は特許権などで載っていることもあります)やノウハウ、さらにはブランドや伝統、企業イメージ、社風、企業文化など

その会社の存在価値を作っているものが、貸借対照表には、載っていません。

載っているものは、建物や機械、備品など目に見える資産、売掛金や貸付金など、将来お金が入ってくる資産、そして現金や預金などです。

これらは、会社の財産のほんの一部でしかないのです。

この目に見える、お金に換算できる財産と、お金に換算できず、貸借対照表に載っていない財産を使って、会社は最大限の利益を目指していきます。

したがって、会社はこれらの財産を使って、どれだけ利益を上げられたかが、問われます。

この利益を最大限に上げられる会社が、いい会社なのです。

しかし、見えない財産は換算できない。

であるならば、換算できる目に見える財産に対する利益率は、相当高い率であるべきだと思いますよね。

この率を高めていくことを、私は経営の目標数値にしていくべきだと思っています。

それがROAです。これについては、来週以降お話していく予定です。

編集後記

なでしこ勝ちましたね。もっと圧倒的に勝って欲しかったですが、あの過密スケジュールではしょうがないですかね。来年のオリンピックが楽しみです!

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