二次相続について(前篇)【実践!相続税対策】第77号

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皆様はじめまして。
資産税チームの高橋貴輝と申します。

今週から、この「実践!相続税対策」を、隔週で書かせていただくことになりました。

内容は、お堅い税務のお話ですが、なるべく分かりやすくお伝えできるよう、頑張っていきますので、どうぞよろしくお願いします!!

それでは、本日もメルマガ「実践!相続対策」よろしくお願いいたします。

二次相続について(前篇)

みなさん、二次相続という言葉をご存知でしょうか?

このメルマガをご覧いただいている方は、相続について勉強されている方も多いかと思いますので、ご存知の方も多いでしょう。

たとえば、父親が死亡し、その財産を妻が相続したとします。これが、一次相続です。

そして、その相続した妻が死亡した場合、これを二次相続といいます。

この二次相続というキーワードは、相続対策をする上で、とても重要なものですので、今回と第79回の2回にわたって、お話していきたいと思います。

早速ですが、皆さんに簡単なご質問です。

次のような場合、相続税を安くするために、皆さんならどのように財産を分けますか?

(例)
・被相続人 : 一次相続=父(平成27年1月1日死亡)
・財産   : 2億円(すべて現金預金)
・家族構成 : 父、母、長男、次男

※母固有の財産1億円あり(すべて現金預金)

この場合、配偶者(妻)については、最低1億6,000万円まで取得しても相続税がかかりません。

したがって、配偶者が1億6,000万円を取得し、残りを半分ずつ兄と弟とで分ければ、相続税がかなり安くなります。

実際に計算してみましょう。
※今回は、計算方法のご説明ではないので、詳しい計算方法は割愛させていただきます。

基礎控除額を、改正後の4,800万円(3,000万円×600万円×3人)として、相続税の総額を計算すると、2,700万円となります。

各相続人の相続税は、実際の取得額で按分します。

母 →2,700万円×1.6億/2億=1,580万円

兄 →2,700万円×2,000万円/2億=270万円

弟 →2,700万円×2,000万円/2億=270万円

このうち、母の1,580万円は課税されませんので、最終的な相続税額は、270万円×2人=540万円 となるのです。

上記のとおり、配偶者が1.6億円まで取得しても、その分の相続税はかからないのです。

これに対して、この配偶者の1億6,000万円までの制度を使わないとしたら、どうでしょうか?

兄弟で半分ずつ取得した場合の相続税額は、最終的に、2,700万円となります。

つまり、母が1億6,000万円取得し、この制度を適用することで、2,160万円も節税したことになります。すごいですね。

...はたして本当にこれでよいのでしょうか???

少し長くなってしまいましたので、続きは次々回、私が担当させていただく回でお話しさせていただきたいと思います。

お読みいただきありがとうございました。

編集後記

いかがでしたでしょうか?
皆様に分かりやすく伝わっていれば幸いです。
今後もこの調子で頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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