子供がいない場合、遺言書は必須【実践!相続税対策】第301号

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皆様、おはようございます。
資産税チームの利根川裕行です。

過ごしやすい気候になってきたので、久しぶりにウォーキングをしてみました。

すると、歩き慣れている道路が、いつの間にか、「ニホニウム通り」と命名されているのに気がつきました。

「ニホニウム」は、113番目の新たな元素として、2016年に初めて日本で命名権が与えられ、決定された元素名です。

理化学研究所のHPには、ニホニウム発見までの物語を、漫画にして公開されています。

とても読みやすいため、ご興味がある方、是非、ご覧になってみて下さい。

では、本日の「実践!相続税対策」よろしくお願いいたします。

子供がいない場合、遺言書は必須

今回は、夫婦間に子供がいない場合の相続対策について考えてみます。

具体的な事例として、被相続人を夫とし、夫の兄弟が3人いるケース(両親は他界)について、考えてみたいと思います。

夫の相続の際の相続人は、妻と夫の兄弟3人となります。
相続分は、妻は3/4、夫の兄弟はそれぞれ1/12です。

夫の兄弟にも相続分がある点について、ご確認ください。

何もしなければ、夫の兄弟に法定相続分の財産が移ることになります。

相続財産が主に自宅であった場合、最悪、自宅売却の可能性も出てきてしまいます。

夫の立場からすると、一般的には、妻に全財産を残してあげたいと考えると思われます。

この場合は、遺言書にて、全財産を妻に遺すようにしておく必要があります。

遺言書を書く場合、遺留分に注意して書いた方が良いのですが、被相続人の兄弟姉妹には遺留分がありません。

したがって、遺留分について心配する必要はありません。

妻に全財産を残したいのであれば、遺言書は不可欠であるということですね。

仮に、被相続人の兄弟が既に全員他界していた場合を想定してみてください。

その兄弟には、それぞれ子供が3名いるとしたら...。

遺言書がなかった場合、どうなるでしょうか?

相続発生時に兄弟が他界していた場合、相続権はその子供に移ります。被相続人からすれば、甥や姪ですね。

このケースでいうと、被相続人の兄弟3名×3人の子供ということで、相続人は、妻と併せて10人に膨れあがります。

その相続人が全国に分散されていれば、分割内容を協議する時間さえ取ることが難しくなります。

また、人数が増えるにつれて、トラブルの種も多くなります。

各人が遺産分割内容について主張し始め、分割協議が整わない、などといったものです。

もし、未分割で相続税の申告を行うようになってしまうと、配偶者の税額軽減等の特例が、適用できなくなってしまいます。

遺言書があれば...と、誰もが思うケースですね。

子供がいないケースについては、相続対策の観点からすれば、まずは、親族図を整理するところから初めてみることです。

自分に相続があった場合、誰が相続人となるかは知っておくべき事項だと思います。

その上で、遺言書を書かれることをお奨めします。

編集後記

先日、最寄の年金事務所に個別相談を受けに行ってきました。
相談の時間帯について、週に1回は夜19:00まで可能とのことでした。(第2土曜日も行っているとこのこと)

対応もよく、当初のイメージとは違い、利用しやすさを感じました。(年金ダイヤルはとても繋がりにくいですが・・・)

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