不動産を活用した節税対策 贈与税の各種特例【実践!相続税対策】第197号

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皆様、おはようございます。
資産税チームの高橋貴輝です。

マイナンバーの施行を前に、今年の5月、日本年金機構で情報漏えいの問題がありましたね。

これは、「標的型メール」と呼ばれるメールを受け、職員が添付ファイルを開いたことにより、パソコンがウイルスに感染し、情報が漏えいしたというものです。

最近、これと同じように国税庁の名を語った標的型メールが一部で出回っているそうです。

e-Taxを利用されている方は、国税庁からメールが届くことがありますが、そのパターンには限りがあります。
(国税庁HPでそのパターンが公開されています。)
http://www.e-tax.nta.go.jp/topics/topics_oshirase_mail.htm
 
皆様も、国税庁の名前で、これ以外のメールが届いたときは、決して添付ファイルを開かないように注意しましょう!!

ということで、本日も「実践!相続税対策」よろしくお願いいたします。

不動産を活用した節税対策 贈与税の各種特例

第181号より、私が担当させていただいた回では、不動産を活用した節税対策のお話をさせていただいておりますが、今回はその最終回ということで、生前贈与を絡めた対策のお話をさせていただきます。

不動産を活用した生前贈与については、贈与税について各種特例が用意されています。

 1.住宅取得等資金の非課税
 2.相続時精算課税(住宅取得資金の特例)
 3.贈与税の配偶者控除

いずれも有名な制度ではありますが、あらためて簡単に解説して行こうと思います。

まず、1の「住宅取得等資金の非課税」についてですが、詳しくは、第187号に解説がありますので、そちらをご参照ください。

この制度を利用すると、平成27年度に住宅の契約(省エネ・耐震あり)をした場合、1,000万円までが非課税となります。

元々ある基礎控除110万円と合わせると合計1,110万円までが、非課税ということになります。

また、2の「相続時精算課税の住宅取得資金の特例」ですが、相続時精算課税とは、60歳以上の父母、祖父母などからの贈与について、この制度を選択することにより2,500万円までは、贈与税が無税で贈与できます。

したがって、この制度と、上記1の非課税を併用すれば、合計で3,500万円まで、贈与税がかからずに贈与できることとなります。(相続時精算課税の場合は、基礎控除110万円は使用できません)

では、何が”特例”なのかと言いますと、父母や祖父母が60歳未満であっても、住宅取得等資金の贈与であれば、相続時精算課税を適用できる。という特例です。

年齢制限がないというだけで、その他は通常の相続時精算課税と変わりません。

合計3,500万円まで贈与税がかからないとなると、かなり魅力的な制度ですが、1つご注意いただきたいことがあります。

それは、「贈与税は無税でも、将来、相続税が課税される」ということです。

相続時精算課税の2,500万円の枠は、税金を免除してくれるわけではなく、将来相続が発生した際に、相続税が課税されるため、あくまで、課税を先延ばしにしているだけなのです。

ということは、贈与されたお金はマイホームの取得に全額充てられている(全額充てることが要件の一つになっています)わけですから、将来の相続税の納税資金が不足してしまうこととなります。

したがって、「相続税は基礎控除以下なので相続税の心配はない」場合や、「納税資金は、他の生命保険などで手当てしてある」場合など以外は、安易にこの制度を利用すべきではありません。

必ず、専門家に相談してから適用するかどうかを選択するようにしましょう。

次に、3の「贈与税の配偶者控除」についてですが、これは、婚姻期間20年以上である夫婦間の場合、自宅やこれを取得するための資金の贈与については、2,000万円までは贈与税を課税しないというものです。

これは、上記「相続時精算課税」のように先延ばしではなく、完全に非課税ですので、安心して利用することができます。

しかし、この制度についても注意が必要で、贈与税は確かに無税なのですが、不動産を贈与する場合、登録免許税、不動産取得税司法書士さんの登記費用など、様々な移転費用が発生します。

一方、メリットとしては、様々ですが、一般的には将来の相続税の節税対策として利用されることが多いかと思います。

したがって、相続税の節税金額と移転費用を比較検討した上で、実行することが大切です。

実際に検討をしてみると、意外と移転費用の方が大きいことが多いため、ご注意ください。

編集後記

個人的にあるイベントのため、8月末までダイエットをしていたのですが、それも終了したため、ダイエットを打ち切り、試しに1ヶ月間、食べたいものを食べたいだけ食べてみたところ、見事、リバウンドに成功いたしました(笑)※当たり前ですが。

ちなみに先日は、450グラムのステーキにライスを特盛で完食したあと、家で牛丼(特盛)を食べてしまいました。
また、10月からダイエット頑張ってみようと思います。

 
打倒!!食欲の秋

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