居住用の小規模宅地等の特例【実践!相続税対策】第158号

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皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

今年も残すところ1週間ですね。
相続税増税までも、あと1週間ということになってきました。

都内では2人に1人くらいが、申告が必要になってきそうだと言われています。

確かにちょっとした預金と、自宅があれば、相続税申告の対象になりそうです。
ただし、相続税が発生するかというと、そうなるのはさらに半分の方くらいか、と思います。

自宅には居住用の小規模宅地の特例が使えるからです。
ただ、これは申告しないといけないですからね。
だから申告は、相当増えるということになります。
 
そういうことで、税理士法人もいろいろと力を入れているわけです。
小規模宅地の特例が使えるように、これは生前に十分考えて準備をしておく必要があります。

ということで、本日も「実践!相続税対策」よろしくお願いいたします。

居住用の小規模宅地等の特例

前文に書いたように、相続税においては、小規模宅地等の特例というのは大変重要になってきます。

このメルマガでも何度か書いているとは思いますが、相続税の増税直前ですので、今一度、復習したいと思います。

特に居住用の小規模宅地です。居住用というのは、自分が住んでいる自宅のことです。

この自宅の敷地については、相続税の評価上、特例として評価減をしてくれます。

残された家族が、相続税を払うために自宅を売るようになっては困りますから、遺族がその後も住むであろう自宅には、特別に評価減をしよう、という趣旨ですね。

では、どのくらい評価減してくれるのかと言うと、何と80%も評価減してくれるのです。

自宅の土地の評価が、5,000万円と出たら、その80%4,000万円評価減され、相続税の対象となるのは、1,000万円のみ、ということになります。

これは、是非、使わないといけないですね。

小規模宅地というからには、どのくらいの広さまで、というのが気になるところですが、これが、今年までは240m2までの部分でしたが、来年2015年からは、330m2までということになります。

ちょうど100坪ですね。自宅としては決して小規模、ということではありませんが、これであればかなり広い自宅であっても、使えそうです。

自宅土地が、80%も評価減してくれるなら、ひと安心、うちは相続税がかからないな、と思うかも知れません。

しかし、ここで安心してはいけません。いくつか条件があります。

最も重要なのは、誰が自宅を相続するか、ということです。
 
相続する人によって、80%評価減ができるかどうか、違ってくるのです。相続する人が条件を満たさなければ、80%評価減ができず、100%評価で、ガバッと相続税を取られてしまう可能性があるのです。

恐ろしいですね(笑)! これが、相続税の怖いところです。
 
では、誰が相続すればいいのでしょうか?

まずは、配偶者です。配偶者が自宅を相続すれば、無条件で80%評価減をすることができます。

その次に同居親族です。たとえば、長男が同居していれば、その長男が自宅を相続すれば、80%評価減を受けることができます。

ただし、無条件ではなく、継続して居住することが条件です。
とは言え、相続税の申告期限(10か月)まで継続居住すればいいということですので、あまり厳しい条件ではありませんね。

では、配偶者は既に他界しており、同居する親族もいない、子供たちは、皆独立して別なところに住んでいる、というような場合はどうなるのでしょうか?

この場合には、原則としては小規模宅地等の特例=80%評価減を受けることはできません!

その後、その自宅には住む人がいなくなる、すなわち、残された親族の居住を守ってあげる必要がなくなる、からです。

確かにそうなのですが、これでは相当の相続税がかかってしまうことになりますね...思い出の自宅を売らないといけないかも知れません...。

では、このような場合にはどうしたらいいのか、何か他に方法はないのか、と思いますよね。

実はもう1つ受けられる方法があるのですが、ちょっと長くなってしまいましたので、これについては次回、お話しします。

年内にもう一度私が書いて発行します。来年に持ち越さないようにしますので、是非、読んでいただければと思います。

編集後記

年内にもう1回発行しますが、実は、1週飛ばしてしまったのは、皆様お気づきでしょうか?(笑) 私の書く番だったのですが、まったく失念しており、1週間くらいして気がつきました。11月末くらいのことですが。

どこかで取り戻そうと思っていましたが、もう年末。今年中に何とかしないといけないですね(笑)。ということで、休みに入ってしまいますが、もう1回書きますので。

11月末くらいは、国税調査が2件活況を呈してましたので、そちらに完全に頭が行ってましたね。年末も近づき、何とか決着も着きましたが。年内に、やるべきこと全部やってしまいたいですね。

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