相続税の2割加算【実践!相続税対策】第149号

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皆様、おはようございます。
税理士の北岡修一です。

先週、後藤がこのメルマガは、かなり網羅されてきている、と書いていましたが、過去のものをよくよく見ると、相続税の2割加算について、書いていないなあと気づきました。

最近やった相続の申告でもありましたので、今日は相続税の2割加算について書いてみたいと思います。
 
ということで、本日も「実践!相続税対策」よろしくお願いいたします。

相続税の2割加算

皆様、相続税が2割加算される場合があるのを、ご存知ですか?

通常であれば、相続税が1,000万円のところが、2割増ですと、1,200万円になりますので、大きな負担増ですね。

過少申告した場合の加算税などよりも多いです。

ただし、これは罰金的なものではなく、財産をもらう方によってかかってくるものです。

相続税が2割加算されるのは、配偶者と一親等の血族以外の方が財産をもらった場合です。

一親等の血族とは、亡くなられた方の子と親です。
子には、養子になった方も含まれます。(2割加算されない)

ただし、孫が養子になった場合は、2割加算の対象になります。

この配偶者(奥様あるいはご主人)と子、親以外の人が相続があったことにより財産をもらった場合は、相続税が2割増しとなるわけです。

具体的には、
兄弟姉妹や甥や姪
孫やひ孫
祖父母
子の配偶者
内縁の妻
その他、遺言で財産をもらう人など

が、2割加算の対象となります。

ただし、孫やひ孫でも、相続人である親が既に亡くなっていたために、代襲相続人となった場合は、2割加算はありません。この場合は、実子として財産を相続するからです。

 
では、なぜこれらの人に相続税が2割加算されるのでしょうか?

それは、孫などの場合は、相続が1回飛ばされることにより、相続税の負担を免れるため...

その他の方は、相続があったことにより財産を取得するのは偶然性が高いため、配偶者や子などとの負担の調整をはかるため、

とされています。

以上のような場合は、相続税が2割増となってしまいますので
遺言をする場合などは、注意しておいた方がいいですね。

孫や甥・姪あるいは、子の配偶者に面倒をよく見てもらったからと言って、遺言で財産を分けると(遺贈と言います)、思わぬ相続税負担が増えてしまう、ということになりかねません。

そのような場合は、一親等の相続人にその分を遺贈して、感謝の気持ちを伝える方が、相続税上は良い、ということになりますね。
 

編集後記

今の時期、税務調査の最盛期ですね。私どももかなり税務調査が重なっており、これから11月一杯はその対応に忙殺されそうです。

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