共有している土地を分筆する場合【実践!相続税対策】第128号

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る
Apartment

皆様、おはようございます。
資産税チームの高橋貴輝です。

このところ、相続税の増税に伴い、相続に対する関心がだいぶ高まってきたように感じます。

中小企業のオーナー様にとっては、個人の相続とともに、事業承継という課題もあるため、お悩みの方も多いのではないでしょうか?

そのような中、6月13日(金)に、弊社代表の北岡が事業承継に関するセミナーを、開催することになりました。

文末に、案内文がありますので、ご興味のある方は、いい機会ですので、参加してみてはいかがでしょうか?

ということで、本日も「実践!相続税対策」よろしくお願いいたします。

共有している土地を分筆する場合

たとえば、相続などで取得した土地については、親子や兄弟で、「共有」になっていることも多いかと思います。

この共有という状態は、土地を「持分」という形で、共同で所有しているもので、ここからここまでがAのもので、ここからここまでがBのものなど、物理的に分けることができません。
 

このような場合、たとえば自宅などの敷地として使い続けているうちは、問題ないのですが、売却などをする際は、当然、共有者全員の同意が必要なため、とても不便な側面があります。

このような事態をなるべく避けるため、我々専門家の間では、特別な事情がない限り、あまり共有という状態はお勧めしていません。

既に、共有となっている場合は、分筆をし、それぞれが単独で所有するようにお勧めする場合もあります。

しかしながら、この共有となっている土地を、分筆する場合には、気をつけないと贈与税などが課税されてしまうリスクがあるため、注意が必要です。

たとえば、時価5,000万円で200m2の土地を、AとBが2分の1ずつ(2,500万円分ずつ)共有している土地があったとします。

これを分筆する場合、100m2ずつに分筆すれば、分筆後の土地もそれぞれ2,500万円ずつとなり、贈与税の問題は生じないように思われがちです。
 

しかし本当にそうなのでしょうか?

たとえば、その土地の単価が、どこを切っても同じ25万円/m2であれば、問題はありません。

しかし、土地の単価というのは、土地の形や道路への接し方などによって変わってきます。

したがって、たとえば...

・ 土地の形が、片方は真四角で、片方はいびつだった場合
 
・ 片方は、2本の道路に接しているのに対し、もう片方は、1本の道路にしか接していない場合

などの場合は、仮に面積が100m2ずつでも、時価は2,500万円ずつとはならず、差額に対して贈与税がかかってきてしまう可能性があります。

土地の単価というのは、他にも様々な理由で変わってきてしまいますので、分筆後のそれぞれの時価が、2,500万円ずつとなるように分筆することが、とても重要となります。

なお、共有により全体に及んでいた権利を、一部を単独所有することになるため、土地の交換=譲渡とならないか、という考えもあります。

ただし、所得税法の基本通達33-1の6により、持分に応じて上記のように現物分割されている限り、譲渡はなかったものとされます。

少し、難しい話になってしまいましたが、ぜひ皆様に覚えておいていただきたいことは、

「土地というものは、単純に面積を半分にしただけでは、時価は半分ずつにはならない」
 
ということです。

これを覚えておいていただいたうえで、分筆などで土地を分ける場合は、必ず専門家に相談してから実行していただければと思います。

━━【事業承継セミナーのご案内】━━━━━━━━━━━━━━

 上記に紹介したとおり、事業承継のセミナーをやります。

 ・事業承継には、どのような方法・問題があるのか?
 ・株式の承継は、どのようにしていったらいいのか?
 ・役員や社員に継いでいくには、どのようにしたらいいのか?
 ・持株会社や持株会などを、作るのは本当にいいのだろうか?
 ・誰も継ぐ人がいない場合は、どうしたらいいのか?
 ・自社は、第三者承継の可能性はあるのか?

 などなど、事業承継の疑問、やり方、税金対策等を2部構成で
 解説いたします。

 詳しくは、下記サイトをご覧ください。お申し込みも下記より
 → http://www.tm-tax.com/seminar/seminar140613.html

──────────────────────────────
■経営者は“ 事業を継続” させていくことが使命だ!
【「事業承継」のために、今やるべきことは?】セミナー
http://www.tm-tax.com/seminar/seminar140613.html
──────────────────────────────
日時:平成26年6月13日(金)
受付開始/13:30
セミナー/14:00~16:30
無料相談/16:30~17:00

会場:ホテルローズガーデン新宿 別館2F
丸の内線「西新宿駅」1番出口1分
新宿区西新宿8-1-3 TEL:03-3360-1533

講師:税理士 北岡修一、笹川敏幸

参加費 3,000円(税込み)

※お申し込みはこちらから
→ http://www.tm-tax.com/seminar/seminar140613.html

編集後記

先日、東京を中心に、広い範囲で地震がありました。

私は、全く気付かず寝ていましたので、正確には「どうやら地震があったらしい」ですね。

今回は、それほど大きな地震ではなかったのでよかったですが、私の住んでいる地域には、「立川断層」というとても大きな断層があり、いつ大きな地震があるか分かりません。

そんな時に、私はちゃんと目を覚ますことができるのか、少し心配です…

何か目を覚ますいい方法は、ないでしょうか???

メルマガ【実践!相続税対策】登録はコチラ
http://www.mag2.com/m/0001306693.html

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る