生計一の子が親の土地に家を建てた場合【実践!相続税対策】第113号

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皆様、あけましておめでとうございます。
税理士の北岡修一です。

お正月はいかが過ごされましたでしょうか。

なかなか揃わない家族が揃うのもお正月ですので、将来の進学や仕事のこと、結婚や子供のこと、果ては土地や家屋の活用や相続のこと、なども話した方もいるかも知れません。

そんなお話しのためのヒントになるようなことを、このメルマガでは書いていきたいと思いますので、本年も引き続きお読みいただければ嬉しい限りです。

では、本年最初の「実践!相続税対策」いってみたいと思います。

生計一の子が親の土地に家を建てた場合

昨年、親の土地に家を建てた場合の地代について、何回かお話させていただきました。

今回は、親の土地に家を建てていた場合において、親に相続が発生した時の土地の評価について、お話しします。

親の土地に家を建てて、特に地代を払っていない、あるいは、固定資産税程度を負担しているにすぎない場合、これを使用貸借といいます。

このような使用貸借の場合は、通常、自用地評価となります。

親が自分で使っているわけではないのですが、賃貸しているわけでも、事業用に使っているわけでもないので、自用ということになるのです。

このような自用地の場合は、路線価に地積を掛けて、形状による多少の補正を行なうだけの評価が、基本となります。

すなわち、居住用や、事業用、貸付している場合の評価減などは、一切ない評価となります。
相対的に評価は高めになる、ということですね。

ただし、生計を一にする親族が自宅を建てて住んでいて、その土地を相続した場合には、小規模宅地等の特例を受けることができます。

面積制限はありますが、土地の評価を80%評価減することができるのです。これは大きいですね。

通常、小規模宅地等の特例は、亡くなられた方の居住用の宅地などが対象になりますが、生計を一にする親族の居住用の宅地も対象になるのです。

したがって、この場合には、親の居住用の宅地と、子の居住用の宅地の両方が、80%評価減の特例を受けることも可能なのです。

これを知っていれば、土地の利用の仕方も変わってくるかも知れませんね。

ただし、あくまで「生計を一にする」という条件がありますから、何でもいいというわけではありません。

生計を一にする、つまり、お財布を一緒にして暮らしている、ということです。

離れた場所に済んでいれば、親と子の間で生活費の送金を、日常的に行なっている、というような場合ですね。

そのようなことも加味して、土地の活用の仕方を考えてみてはいかがでしょうか。
 

編集後記

お正月はどう過ごされましたか。私は家族で箱根に行ってきました。と言っても、旅館は大変混んでいましたので、31日は泊れず正月は家で、箱根駅伝を見ていましたが。今度は箱根の山で見たいですね。

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