親の借地権がある底地を子が買い取った場合【不動産・税金相談室】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る
b4fdfa369391566ebe2bef443486fc95_s

Q 父は長年、借地に家を建てて住んでいますが、この度、地主さんからその底地を買い取ってくれないか、という申し出がありました。

父と長男である私が相談した結果、いずれはこの土地は私が相続する予定なので、私が底地を買い取ることになりました。
今後は、父からは地代などはもらわないつもりですが、課税関係で何か注意することはありますか?

A よくあるケースだと思いますが、注意点があります。
底地を子が買うのはいいのですが、その後地代をもらわないということは、その時点で借地権がなくなった、と税務上は解釈します。

すなわち、借地権は子に移ったということで、親から子へ借地権の贈与があったという認定がされ、贈与税が課税されてしまいます。

借地権は、土地の60%や70%など、それなりの価額になりますので、多額の贈与税が後で認定課税されてしまう可能性があるのです。

これは避けないといけません。そのためには、地代を子に支払うというのが1つの方法です。

また、地代を支払わない場合には、税務署に「借地権者の地位に変更がない旨の申出書」という書類を、親と子の連名で提出します。
この申出書を出しておくことにより、借地権は相変わらず親が所有していることが明確になり、贈与として取り扱わないことになっています。

なお、借地権は親の財産ということになりますので、当然、相続の際には相続財産となってきます。

《担当:北岡》

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る