共有する土地の固定資産税【不動産・税金相談室】

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Q 昨年父が亡くなったため、父が所有していた実家の土地のうちの一つを、兄(60%)と私(40%)の2人が、共有で相続しました。

このたび、市から兄のもとへ、固定資産税の通知書が届いたとのことで、兄から固定資産税の負担について、相談がありましたが、兄宛に届いた固定資産税を、私も負担しなければならないのでしょうか?

また、私や負担することにより、兄に贈与税が生じてしまうことはないのでしょうか?

A 共有地の場合、その共有者は、固定資産税の全額について、連帯して納付する義務があります。

そのため、共有者であるご質問者についても、持分に応じて負担されるのが一般的であると思われますし、当然、それを負担することによって、お兄様に贈与税が生じることはありません。

そもそも、共有地の場合には『○○様(代表者名)他○名』といった形式で、代表の方宛に固定資産税の通知が届くこととなりますが、これは代表者のみが、納税義務を負っているわけではないのです。

代表者宛に届いた固定資産税の通知書であっても、共有者全員に対して連帯納付を求められていますから、共有者間でその負担を話し合っておく必要があるでしょう。

ところで、代表者の選定は自治体によって異なるものの、一般的に以下の基準によって決められています。

・持分の多い方や世帯主の方
・不動産が所在する市に在住する方
・登記簿の一番上に記載されている方  など

この場合、所定の手続きにより、代表者を変更することもできますし、自治体によっては共有者全員に持分に応じた固定資産税の通知を行っていることもあるようです。
ご希望があれば該当する自治体へお問合せされてみてはいかがでしょうか。

なお、固定資産税の通知書は、早い自治体では4月上旬頃から、遅い自治体でも5月中旬には発送されています(自治体によって異なります)。

今回のご質問のように、相続等によって新たに共有となったケースだけでなく、従来から共有であったケースにおいても、共有不動産の固定資産税の負担について改めて共有者間でも確認されると良いでしょう。

《担当:樋口》

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