建て替えの場合の固定資産税【不動産・税金相談室】

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Q 自宅を建て替えようと思いますが、家を取り壊してしまうと固定資産税が高くなってしまうと聞きましたが、本当でしょうか?そうだとすると、それを避けるためにはどのようにしたらいいのでしょうか?
  
また、新たに家を建てるのを息子が行う場合は、固定資産税はどうなるでしょうか?

A 土地の固定資産税は、住宅の敷地になっていると200m2までは、課税標準が1/6になります。逆に言えば、住宅が建っていないと固定資産税が6倍になってしまう、ということです。

この判断は、毎年1月1日現在の状況によります。したがって、1月1日の時点で、住宅が建っていなければ、固定資産税が6倍になってしまう、ということになりかねません。

ただし、建て替えの場合には、たとえ1月1日に住宅が建っていなくても次のような要件を満たせば、住宅用地として認められ、固定資産税が上がることはありません。

1.前年度は住宅用地であったこと
2.住宅の建設が着手されており、翌年度までに完成するものであること
3.住宅の建て替えが、同一の敷地で行われること
4.土地の所有者が変わってないこと
5.建物の所有者も原則として変わらないこと

したがって、通常の建て替えであれば、上記の要件を満たせば、固定資産税が上がることはありません。

ただし、注意すべきは2の要件であり、1月1日の時点で取り壊しは終わっているが、新しい建物の建設に着手していないと、上記の要件は満たさなくなってしまいます。
  
この点は、各自治体でも柔軟に取り扱われているようであり、たとえば、1月1日までに「建築確認申請書」が提出されていて、一定時期までに建設に着手していれば、住宅用地として認める、というような扱いをしているようです。この点は是非、各自治体にご確認ください。

また、もう1つの質問の、新しい建物を建てる人が変わってしまう場合は上記5の要件を満たさないことになり、1月1日に住宅が建っていなければ、固定資産税は6倍になってしまう、ということになります。

したがってこのような場合は、1月1日には住宅が建っているように、十分注意を払って建て替え計画を作っていく必要がありますね。
ちなみに、建物と土地の所有者が違っていても、住宅用地には変わりませんので、固定資産税が高くなることはありません。

《担当:北岡》

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