不動産を現物出資した場合に税金がかかるのか?【不動産・税金相談室】

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Q この度、私の経営する会社に、個人の不動産を現物出資しようと思っているのですが、それをやると譲渡所得税がかかる、と聞きました。譲渡もしていないし、現金ももらわないのに、本当に税金がかかるのでしょうか?

A 不動産など譲渡所得の起因となる資産を現物出資すれば、それは譲渡とり、所得税が課税されます。

譲渡所得は分離課税となり、譲渡益に対して20%の所得税(住民税を含みます)がかかります。

確かに、不動産を会社に入れて、増資しただけなのに、なぜ所得税がかかるのか、疑問に思う気持ちもわからないではありません。

ましてや、現金収入がないのですから、所得税を払うお金もありません。

なぜ、課税されるのか?それは、次のように考えるとわかりやすいと思います。

たとえば、不動産を持っている方が、その不動産を他人に売却して、その売却資金を、会社に増資として払い込んだ場合は、どうでしょうか?

不動産を売却したのですから、当然、譲渡による所得税が課税されます。

この場合でも不動産はなくなるし、増資しているから現金もありません。

現物出資した場合と何ら変わらないのです。

したがって、不動産を直接出資した場合でも、上記のような場合と均衡をとるために、課税するのです。

現物出資は、不動産を譲渡して、その譲渡代金を出資した、と考えるわけですね。

なお、不動産の譲渡収入はいくらになるのか、ということですが、これは、現物出資により取得した株式の価額(時価)が、譲渡収入ということになります。

《担当:北岡》

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