病気による申告期限の延長【不動産・税金相談室】

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Hospital

Q 主人は不動産所得があるため毎年確定申告をしていますが、3月上旬に心臓の疾患により入院となってしまったことから、期限までに申告することができません。この場合、救済制度はあるのでしょうか。  

A 所得税の確定申告は3月15日(本年は17日)までに行わなければなりません。

期限を過ぎた場合、加算税や延滞税が生じるだけでなく、各種の特例や青色申告特別控除等の青色申告者の特典を受けられないケースがあるため注意が必要です。

しかしながら、ご質問の場合には疾病等によりやむを得ず入院しなければならないといった特別な状態にあるようです。

この場合、「申告期限の延長申請」を行う必要があるでしょう。

申告期限の延長とは、地震等の自然災害や火災等の異常災害、あるいは本人の責任といえない重疾病など「やむを得ない」事情が生じた場合に、申告や納税の延長が認められる制度です。

2011年の東日本大震災のように、大規模災害に際しては国税庁が地域を指定して申告期限・納付等の延長をするケースもありますが、今回のような個人的・個別的なケースでは、納税者が管轄の税務署に対して延長の申請をすることとなります。

なお、申請時期は「やむを得ない事情がやんだ後相当の期間内」とされておりますのでご注意下さい。
  
ご主人の身体の状態は不明ですが、心臓疾患による入院のケースでは延長が認められる可能性は高いのではないかと考えられますので、申告期限までに提出できない場合には、忘れずにお手続きを頂きたいと思います。

《担当:樋口》