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2015/07/25(第187号)「消費税増税と直系尊属からの住宅取得等資金の贈与について」

━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2015/07/25(第187号) ━━
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□■ 【実践!相続税対策】-知っているといないでは大違い!
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  皆様、こんにちは。
  資産税チームの利根川裕行です。

 今回、初登場になります。これからよろしくお願いします。
 
 ところで、梅雨明け後は各地で猛暑が続いていますが、皆さま、
 お元気でお過ごしでしょうか?

 ニュースでは熱中症についての情報をよく目にするようになりま
 した。炎天下の野外だけでなく室内でも多く発生する熱中症。

  その内容を知って留意し、熱中症予防グッズなどを利用したりし
 ながら、これから本格的に続く暑さを乗り切りましょう。


  ということで、本日も「実践!相続税対策」よろしくお願いいた
 します。

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■□ 消費税増税と直系尊属からの住宅取得等資金の贈与について
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●すでにご存じかとは思いますが、平成29年4月1日より消費税
 の税率が、8%から10%に増税になります。

 この消費税増税を見据えて、直系尊属からの住宅取得等資金の贈
 与の非課税枠が、拡充されています。


●この制度の概要ですが、平成31年6月30日までに、父母や祖
 父母などから住宅取得等資金の贈与を受けた子や孫が、

 贈与を受けた年の翌年3月15日までに、このお金を元手にして
 自分が住むための家を購入して、住みはじめた場合には、一定金
 額まで贈与税を課税しない、というものです。


●なお、非課税金額は、住宅取得等の契約の締結時期と、購入する
 住宅等の消費税率が何%か、さらに購入する住宅の性能によって
 異なってきます。 

 一般住宅を購入する場合の非課税限度額をみてみましょう。

 1.平成27年12月まで・・・1,000万円

 2.平成28年 9月まで・・・  700万円
 
 3.平成29年 9月まで・・・  700万円+1,800万円
                        (増税枠)  
              =2,500万円
        
●上記3.の期間で、消費税率が8%から10%に変更になります。
  
 消費税率が10%の場合には、それまでの700万円に、消費税
 10%枠として1,800万円を足した金額の合計2,500万
 円が、非課税となります。

 3.の期間であっても消費税率が10%でない場合は、700万円
 が非課税ということになります。


●さらにその先もみてみます。
  
 4.平成30年 9月まで・・・  500万円+  500万円
                        (増税枠)
              =1,000万円

 5.平成31年 6月まで・・・  300万円+  400万円
                        (増税枠)
              =  700万円


●特に検討が必要なのは、消費税増税開始日である平成29年4月
 1日を含んでいる3.の期間になります。

 たとえば、

 「平成28年11月に住宅資金の贈与を受けて住宅購入の契約を
  締結し、平成29年1月に引き渡しを受け住み始めた場合」

 ・・・住宅に係る消費税は8%であるため、贈与税の非課税限度
    額は、増税枠がない700万円となります。

 しかし、3ヶ月遅れの、

 「平成29年2月に住宅資金の贈与を受けて住宅購入の契約を締
  結し、平成29年4月に引き渡しを受けて住み始めた場合」は、

 ・・・住宅に係る消費税は10%であるため、贈与税の非課税限
    度額は、2,500万円となります。


●上記のように3ヶ月違いで、非課税枠は大きく変わってしまいま
 す。
 ただし、消費税率は10%になってしまいますから、支払額は
 多くなってしまいます。

 多少高くなっても非課税枠が多い方がいいのか、やはり消費税が
 上がる前の方がいいのか、検討の余地がある、ということですね。


●また、経過措置により、平成28年9月30日までに住宅建築の
 請負契約を締結していれば、住宅の引き渡しが平成29年4月を
 過ぎても消費税率は8%であり、贈与税の非課税限度額は700
 万円となります。

 個人間の売買で、中古住宅を取得する場合には、原則として消費
 税はかかりませんので、10%の増税枠がないことにも注意が必
 要です。


●なお、耐震・エコ・バリアフリー住宅(良質な住宅用家屋)を、
 購入する場合の非課税限度額は、上記の一般の住宅の非課税額に
 500万円を加算した金額になります。
 
 最後に、この制度を利用するための要件がいろいろとありますの
 で、実行前に必ず専門家に相談されることをお勧めします。


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<編集後記>
 
 暑いと外出するもの億劫になりますが、緑の多い木陰にて、風に
 あたることがどれほど涼しく気持ちがよいかを最近感じました。
 
 暑さとうまく付き合いながら、健康的にこの夏を過ごしたいと思
 います。


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