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2015/06/19(第182号)「親の借地に子供が家を建てる場合」

━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2015/06/19(第182号) ━━
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□■ 【実践!相続税対策】-知っているといないでは大違い!
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□■  ”基本を正しく理解し、時間をかけて対策しよう!”
■□       http://www.tm-souzoku.jp/
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  皆様、おはようございます。
  税理士の北岡修一です。

 マイナンバーを活用することにより、領収書なしで医療費控除が
 受けられるようになる、という記事が今日新聞に出ていましたね。

 年金情報漏えいなど、マイナンバー導入に逆風も吹いてきた感も
 あり、それを払しょくしたいというねらいもあるのでは、などと
 勘ぐってしまいますが...。

 
  ということで、本日も「実践!相続税対策」よろしくお願いいた
 します。

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■□  親の借地に子供が家を建てる場合
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●親が借地に家を建てて、長年住んできたが、古くなってきたの
 で建替えたい、というケースは多いと思います。

 その際、子供家族との同居なども考え、子供が建築資金を出し
 て、家を建てるということも、よくあることでしょう。

 ただし、この場合、税務上注意しておかないと、多額の贈与税
 がかかってしまう可能性があります。


●どういうことかと言うと、借地権の問題です。

 親は借地に家を建てていることにより、借地権を持っています。
 地主さんと、借地契約=土地賃貸借契約を結んでいるはずです。

 ただし、借地権というのは、登記されていません。
 建物が、親名義で登記されているだけです。

 
●この建物を取り壊して、子供が家を建てれば、家の登記名義は
 当然、子供になります。

 その後、地代は地主さんに子供が払い続けるでしょうが、親に
 は特に何も払わないのが、普通かと思います。

 子供が全部お金を出して、あるいはローンをして家を建てて、
 親と同居しているのですから、親には特に何も払うことはない、
 というのが一般的です。


●ただし、税務上は大きな問題があります。

 親は借地権という財産を持っていたのですが、これがどこかに
 いってしまったのです。なくなってしまったのです。

 もうおわかりかと思いますが、家は子供の名義になってしまっ
 たため、借地権は子供に移った、ということになるのです。

 税務上は、これが親からの子への借地権の贈与とみなすわけで
 す。これに対して贈与税がかかってきます

 借地権ですから、場所によっては高額な評価になり、多額の贈
 与税になる可能性があります。
 

●このようなことになってしまっては困るため、税務上は、
 「借地権の使用貸借に関する確認書」という書類を用意してい
 ます。

 この書類は、借地権を持っているのは、あくまで親であって、
 子供はそれをタダで借りている(使用貸借)だけですよ、とい
 うことを確認する書類です。

 これを、子供と親と地主さんの3人の連名で、税務署に提出す
 れば、借地権の贈与課税を受けることはありません。


●贈与税がかからないように、税務署は配慮してくれているんだ、
 と思われるかも知れませんが、税務署は、決してそれ程甘くは
 ありません(笑)。

 この書類の真の意図は、親が借地権を持っていることを明確に
 自覚してもらうことにより、将来、親の相続が発生した時には、
 借地権を相続財産に含めて、相続税を課税するためなのです。

 借地権は登記に表れませんので、ともすると、誰が持っている
 のかが明確でなくなり、相続税の課税もれが発生してしまう可
 能性があるのです。

 それを未然に防ごうというのが、この確認書の本来のねらいな
 のです。税務署ぬかりなし、というところですね。

 
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<編集後記>
 
 1週間海外に行っていると、結構時差ボケが残りますね。
 ということで、水曜日発行が金曜日になってしまいました...(苦笑)




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