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東京メトロポリタン税理士法人 メールマガジン「実践!相続税対策」 バックナンバー

2015/05/27(第179号)「二重身分とは?」

━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2015/05/27(第179号) ━━
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□■ 【実践!相続税対策】-知っているといないでは大違い!
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□■  ”基本を正しく理解し、時間をかけて対策しよう!”
■□       http://www.tm-souzoku.jp/
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  皆様、おはようございます。
  資産税チームの高橋貴輝です。

 最近、税務の業界では、マイナンバー制度が非常に大きな話題に
 なっています。
 
 この制度は、国民全員に関わってくる制度ですが、非常に重要な
 個人情報ですので、その取扱いは大変に厳重かつ煩雑なものにな
 っています。

 弊社でも、専門チームを組んで、顧問先様への支援も併せて、そ
 の対応に取り組んでいるところですが、全国的にまだまだ情報が
 出揃っておらず、みんなで様子をうかがっているというのが現状
 です。

 このメルマガの読者の方にも、会社経営者の方もいらっしゃるか
 と思いますが、早めに情報収集、社内体制の整備、会計事務所と
 の連携などの対応をしておいた方が、よいかもしれません。


  ということで、本日も「実践!相続税対策」よろしくお願いいた
 します。

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■□  二重身分とは?
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●このメルマガでも度々登場しますが、相続のお話をする際、「相
 続分」という考え方が非常に重要となってきます。

 相続税額も「法定相続分」に基づき計算されるため、この正しい
 把握は、非常に重要となってきます。


●この「相続分」を考える際、相続人の中に養子縁組をされた方が
 いらっしゃる場合は、注意が必要となります。

 たとえば、次のような場合です。

  ・被相続人 甲
  ・相続人  子A(既に死亡) ⇒ 孫C※
        子B

 本来、相続人は、子Aと子Bですが、子Aが既に死亡している
 場合は、そのAの子供である、孫Cが相続人となります。
 これを、「代襲相続人」と言います。

 この場合、相続人は、孫Cと子Bの2人ということになりますが、
 「相続分」は、当然2分の1ずつということになります。


●しかし、仮にこの孫Cが、被相続人甲と養子縁組をしていた場合
 は、どうなるでしょうか?

 この場合、孫Cは、孫であると同時に、甲の子でもあるという事
 になります。とすると、相続人は、

  ・孫C(代襲相続人)
  ・子B
  ・養子C

 の3人であると考えられ、「相続分」はそれぞれ3分の1ずつと
 いう事になります。
 
 孫Cと養子Cは、当然同一人物ですので、Cの相続分は結果的に
 3分の2という事になります。

 これを、タイトルにもあるように「二重身分」と呼びます。


●それでは、次のような場合はどうでしょうか?

  ・被相続人 甲 ※甲には子がなく、親も既に死亡
  ・相続人  妻A
        弟B

 被相続人に子がなく、親も既に死亡している場合は、配偶者と
 兄弟姉妹が、相続人となります。

 このような場合に、仮に妻Aが甲の両親と養子縁組をしていたと
 します。

 この場合、妻Aは配偶者であると同時に、甲の兄弟姉妹にもなり
 ます。とすると、相続人は、

  ・妻A
  ・弟B
  ・兄弟姉妹A

 となる...

 かと思いきや、先ほどの例とは違い、配偶者と兄弟姉妹の二重身
 分は認められない、とする判例や学説が有力となっています。

 したがって、相続人は養子の有無とは関係なく、妻Aと弟Bのみ
 となり、「相続分」もそれぞれ2分の1ということになります。


●この他、正式な婚姻関係にない男女の間に生まれた子供を、非嫡
 出子と言いますが、この非嫡出子と養子縁組をし、嫡出子とした
 場合も、非嫡出子と嫡出子の二重身分は認められないこととなっ
 ています。
 

●このように、相続人の中に(被相続人との間に限らず)養子縁組
 をした方がいる場合は、相続分の計算が非常に複雑になりますの
 で、必ず専門家に相談されることを、お勧めします。


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【編集】税理士 北岡修一、税理士 後藤文 資産税チーム 高橋貴輝
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  情報を載せておりますので、是非、そちらもご覧ください。

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<編集後記>
 
 少し前の話ですが、5月からクールビズが始まりましたね。
 クールビズが始まった当初よりも期間も長くなってきましたし、
 ネクタイ嫌いの私にとっては、うれしい限りです。


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