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2014/09/10(第144号)「平成27年度税制改正要望について」

━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2014/09/10(第144号) ━━
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  皆様、おはようございます。
  資産税チームの高橋貴輝です。

 昨日、日経新聞で、固定資産税の取りすぎに関する記事がありま
 した。
 
 中には、過去の分も併せて数千万円も多く納付していた事例もあ
 るようで、さすがに放置できないお話ですね。

 私もいくつか固定資産税評価額のミスを見たことがありますが、
 幸い、本来の評価額よりも低く算定されているものでした。

 このような事もあるので、安易に市役所などに問い合わせてしま
 うと、やぶへびになってしまうこともあるかもしれませんね。

 ちなみに、低く評価されていたとしても、それは違法ではないの
 でご安心ください。(最高裁判例より)


  ということで、本日も「実践!相続税対策」よろしくお願いいた
 します。


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■□  平成27年度税制改正要望について
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●毎年、この時期になると来年度の税制改正へ向け、各省庁から税
 制改正要望が出されるのですが、平成27年度分の要望も先日、財
 務省のホームページで発表されました。


●皆様のお役に立ちそうなものとしましては...

 ・住宅取得等資金の非課税の延長、拡充 
 ・ジュニアNISAの創設、NISAの拡充

 といったところでしょうか?

 以下、それぞれについて、内容を簡単に解説させていただきたい
 と思います。


●住宅取得等資金の非課税の延長、拡充(国交省、復興庁)

 まず、この制度の現行の内容を、簡単におさらいしておきまし
 ょう。
  
 この制度は、子供や孫が住宅を新築、取得、増改築等をする場合、

 親や祖父母が、その資金を援助しても、500万円までは、贈与税
 が非課税になる、という制度です。

 なお、省エネ、耐震性のあるもの、東日本大震災の被災者など
 一定の場合は、1,000万円まで非課税となります。


●基礎控除110万円と合わせれば、最大610万円(1,110万円)まで、
 贈与税がかからないこととなります。

 この制度は、現在のところ、平成26年12月31日までで期限が切れ
 てしまいます。

 これを「平成29年まで延長」してください、というのが、1つ目
 の要望です。

 また、非課税枠500万円(1,000万円)について、最大3,000万円
 まで拡充してください、というのが2つ目の要望となっています。


●2,500万円までは贈与税がかからず、相続時に相続税で精算すれ
 ばよい、という相続時精算課税というものがあります。
 
 これについても、平成29年までの延長を、要望しています。

 ただ、相続時精算課税は非課税ではなく、贈与よりも税率の低い
 相続税を課税するという制度です。

 したがって、上記の住宅取得資金の贈与税の非課税枠を、3,000
 万円までに拡充した場合は、相続時精算課税を利用する人がい
 なくなってしまうかも知れませんね。

 少し、制度設計の整合性に疑問が残る要望となっているようで
 す。


●ジュニアNISAの創設、NISAの拡充(金融庁)

 NISAについては、皆様ご存知のとおり、毎年100万円までの
 投資額については、5年間の間、売却益や配当に対して課税しな
 いというものです。

 この、100万円の枠を120万円に拡大するよう、金融庁が要望し
 ています。


●これは、毎月10万円ずつ投資(10万円×12か月=120万円)でき
 れば、やりやすいだろう、という趣旨のようです。

 また、ジュニアNISAについては、その名のとおり未成年版
 のNISAですが、限度額が80万円と、少し低めに設定される
 ようです。

 制度のねらいとしては、個人投資の促進はもとより、高齢者か
 らの、資金贈与も期待しているようです。


●これについては、特に贈与税の非課税枠は、設けられていない
 ようですので、年間110万円の基礎控除の範囲内で行ってくだ
 さい、ということなのでしょうね。

 NISAもジュニアNISAも、元々はイギリスの制度(IS
 A)です。

 ジュニアNISAについても、かねてより導入する議論がされ
 ていましたが、今回、正式に要望するに至ったようです。


●以上が、簡単な内容ですが、これはあくまで各省庁の要望の段階
 ですので、これがそのまま通るとは限りません。

 ただ、住宅取得等資金の非課税については、過去に期限を平成23
 年から平成26年に延長した実績があります。

 NISA関係も、金融庁の要望は、近年通りやすい傾向にありま
 すので、実現可能性が高そうです。


 ということで、今後も是非、注目していってください。


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<編集後記>
 
 錦織選手、負けてしまいましたね...

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