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2013/11/27(第108号)「負担付贈与に注意」

━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2013/11/27(第108号) ━━
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□■ 【実践!相続税対策】-知っているといないでは大違い!
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□■  ”基本を正しく理解し、時間をかけて対策しよう!”
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  皆様、おはようございます。
  資産税チームの高橋貴輝です。

 先日、弊社代表の北岡が書籍を出版いたしまして、お客さまなど
 から、お祝いのお花をたくさんいただきました!
 
 ありがとうございました。

 現在、スペースの都合で、私の周りに大量のお花が飾ってあるの
 ですが、いいにおいに囲まれて、リラックスして仕事ができてい
 る今日この頃です。
 
  ということで、本日も「実践!相続税対策」よろしくお願いいた
 します。

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■□  負担付贈与に注意
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●賃貸アパートなどを所有されている方は、何かしらの理由でその
 アパートを子供に贈与することなどもあるかと思います。

 その際、借入金の残債がある場合は、それ以降の返済は、子供が
 行っていく、というのが通常ではないかと思います。

 このように、借金などの負担付で贈与することを、そのままです
 が、「負担付贈与」といいます。

 今回は、このような場合にどのように税金が課税されるかについ
 てのお話をしていこうと思います。

 
●例として、アパート(敷地を含む)の時価5,000万円、借入金の
 残債4,000万円について、アパートを子供に贈与し、残債4,000万
 円は子供が返済するとした場合、まず思いつくのは、贈与税では
 ないかと思います。

 子供は、マンションをもらったのですから、その分の贈与税を支
 払わなくてはいけません。

 ただし、ただでもらったわけではなく、4,000万円の借金付きです
 ので、5,000万円-4,000万円=1,000万円に対して、贈与税がかか
 ることになります。


●ただし、重要なのは、この5,000万円というのは、路線価などを
 使った相続税評価額ではなく、市場価格(時価)である、という
 ことです。

 通常の贈与の場合は、路線価等による相続税評価額(時価の8割程
 度)で課税されますが、負担付贈与の場合は、時価になってしまう
 というデメリットがあります。


●さて、これで課税関係は終わったかと思われるかも知れませんが、
 実は、まだ終わってはいないのです。

 何と、贈与をした親にも税金が課税されてしまうのです。

 何の税金かといいますと、譲渡所得税です。

 しかし、親は贈与こそしましたが、譲渡はしていません。
 それで、なぜ譲渡所得税が、課税されてしまうのでしょうか?


●譲渡とは売却のことですが、売却は、対価をもらった上で、もの
 を引き渡して、はじめて成立します。

 今回の場合も、一見、もの(アパート)の引渡はありますが、対
 価はもらっていないように見えます。

 しかし、よくよく考えてみると、親はただでアパートをあげてい
 る訳ではないですよね。


●先程、子供の立場でも、「ただで、もらっているわけではなく、
 4,000万円の借金付き。」というお話をしました。
 
 ということは、親としても、ただであげているわけではなく、
 借入金の負担がなくなるという「対価」をもらった上で、あげて
 いる、と考えることができます。


 これで、対価とものの引渡がそろいましたので、立派な譲渡とい
 うことになるのです。。
 
 したがって、譲渡所得税が課税されることになります。


●では、譲渡所得はどのように計算されるかといいますと...

  譲渡対価-(取得費+譲渡費用)
 
 という計算式で計算されますが、今回の場合は、次のようになり
 ます。

 ※ 今回は便宜上、取得時の付随費用や譲渡費用などはなかった
   ものとして考え、取得価額も不明のため、5%の概算取得費
   を適用するものとして計算します。

   4,000万円-4,000万円×5%=3,800万円

 この3,800万円に対して、譲渡所得税が課税されることになって
 しまうのです。

 ポイントは、譲渡対価の金額は、借入金の残債であるということ
 です。


●負担付贈与は、時価での贈与になる、ということと、

 贈与した方は、消滅した借入金債務で、譲渡したことになる、

 というダブルの税金がかかるのです。


 このように、意外なところから課税されてしまうことがあります
 ので、くれぐれもご注意ください。

 以上となります。

 今回も最後までお読みいただきありがとうございました。


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<編集後記>
 
 先日、あるお客様と会食をさせていただく機会がありました。
 代々木にある、code kurkkuというお店だったのですが、とても
 雰囲気がよく、料理もおいしかったです。

 音楽プロデューサーの小林武史さんが、プロデュースしたお店な
 だけあって、併設されている音楽Barの音響が今までに聴いた
 ことがないぐらいの高音質でした!

 皆様も、機会があればぜひ一度行ってみてはいかがでしょうか?

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