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東京メトロポリタン税理士法人 メールマガジン「実践!相続税対策」 バックナンバー

2013/05/03(第079号)「二次相続について(後篇)」

━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2013/05/03(第79号) ━━
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□■ 【実践!相続税対策】-知っているといないでは大違い!
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□■  ”基本を正しく理解し、時間をかけて対策しよう!”
■□       http://www.tm-souzoku.jp/
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 皆様、こんにちは。
 資産税チームの高橋貴輝です。

 いよいよ今日からは、ゴールデンウィーク後半ですね。
 皆様、いかがお過ごしでしょうか?

 中には、10連休なんてうらやましい方もいらっしゃるのでは
 ないでしょうか?いいですね!

 それでは、本日もメルマガ「実践!相続税対策」よろしくお願
 いいたします!!


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■□  二次相続について(後篇)
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●今回も、先々週に引き続き、二次相続についてお話さていただ
 きます。

 前々回(第77回)では、簡単な相続の事例について、母が1億
 6,000万円取得した場合、相続税が540万円なのに対し、

 兄弟で半分ずつ取得した場合は、相続税額が2,700万円と、前者
 の方が、2,160万円も安くなる、

 というところまで、お話しました。


●特別な事情がなければ、どう考えても相続税が540万円の方を、
 選ぶ方がよいと考えるでしょう。

 でも、私でしたらお客様に、「今回は、2,700万円を支払った方
 がいいですよ。」

 と、アドバイスさせていただくことがあります。

 この場合は、母の取り分がないので、ちょっと極端ではありま
 すが。


●これは、決して貧乏人がねたんでいるわけではなく(笑)、
 税務のプロとして、本当に、こちらの方がいいと思って、
 ご提案をさせていただいているのです。

 では、なぜそのような提案をするのでしょうか?


●前回は、一次相続の計算をしました。

 その結果、母が1億6,000万円取得する場合の相続税額は、540万円

 取得しない場合は、2,700万円でした。


 しかし二次相続、つまり母が死亡した場合の相続税は、どうなる
 でしょうか?
 
 *前提として、父から相続した財産の額は変わらないものとし、
  相次相続控除(相続が続いた場合の控除)などは、考慮しません。


●ケース1:一次相続で、母が1億6,000万円相続した場合。

 母固有の財産が、1億円ありますので、それと父から相続した1億
 6,000万円を合わせた2億6,000万円を、兄と弟が半分ずつ相続した
 場合、

 二次相続の相続税額は、5,320万円となります。


●ケース2:一次相続で、母が相続しなかった場合。

 母固有の財産1億円のみを、兄と弟で半分ずつ相続した場合、

 二次相続の相続税額は、770万円となります。


●一次相続と二次相続の相続税を合計すると、

 ケース1: 540万円 + 5,320万円 = 5,860万円

 ケース2: 2,700万円 + 770万円 = 3,470万円

 となります。

 何と、ケース2の方が、約2,400万円も相続税が安くなるのです!


 すなわち、一次相続で母は相続しない方がよい、一次相続で兄弟
 は、頑張って相続税を支払っておいた方がよい、ということにな
 りますね...


●もちろん、一次相続で母が父から相続した財産を、まったく使わ
 なかった、という前提の計算ですから、必ずしもそうなるとは
 限りません。

 実務上は、それらも考慮して決めていけばいいですが、一次相続
 と二次相続の税金をわかりやすく説明すると、上記のようになる
 のです。


●これは、一次相続における配偶者の税額軽減の影響ですが、

 この制度は、大変強力な節税効果がありますが、二次相続まで
 考えて適用することが大切なのです。


 また、居住用宅地などの小規模宅地等の特例(評価減)について
 も、一次相続と二次相続を通じて考えなければいけないことです。

 誰が相続するか、どのように住むか(同居など)によって、評価減
 の適用が変わってくるからです。


●皆様も、相続対策や遺産分割案などを、専門家に依頼される際には、

 「二次相続についても、考慮してくださいね。」

 と、一言いっておくとよいかと思います。

(もちろん当社では、しっかり検討したうえで対策をさせていただき
 ます。)


 以上、2回にわたって二次相続のお話をしてまいりましたが、次々回
 の私が担当の回では、この二次相続に深く関係する相次相続控除の
 お話をさせていただきます。


 今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。


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【編集】税理士 北岡 修一 資産税チーム 高橋 貴輝
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<編集後記>

 そういえば、このメルマガでは配偶者の相続税額の軽減につい
 てのお話がなかったようですね。

 基礎的な内容ではありますが、大変重要な制度ですので、今度
 機会があれば、お話しさせていただこうと思います。

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