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2012/09/21「借地権の設定土地を、その借地権者以外の者が取得した場合」

Q 父の建物は借地上にあり、ずっと地代を支払ってきましたが、
  今年になって地主からその土地を購入してほしいとの申出が
  ありました。

  父は無職で資金もないため、私がその土地を買い取りました。
  もちろん、父との間では地代の授受は、一切ありません。

  このような場合、贈与税などが課税されることはありますか?
  


A 意外に思われるかもしれませんが、お父様ではなく、土地を
  購入したあなたに、贈与税が課税されます。

  つい、地代を支払わなくて済むようになったお父様の方が、
  贈与を受けたのでは? と思ってしまいます。

  以下、取扱いを簡単にお伝えします。


  借地権の目的となっている土地(いわゆる底地)を借地権者
  以外の人が取得し、

  その人と借地権者との間に、土地の使用の対価としての地代
  の授受(お金のやりとり)が行われないこととなった場合に
  は、

  その人は、借地権者からその土地に係る借地権の贈与を受け
  たものとして、取り扱われます。


  すなわち、地代の支払いがなくなったことの裏返しで、借地
  権もなくなった、土地を購入した人に贈与された、という扱
  いになるのです。

  ちょっと理解しにくいですが、そのような扱いになっていま
  すので、注意が必要です。


  ただし、その土地の貸借関係について、当事者から「借地権
  者の地位に変更がない旨の申出書」が提出されたときは、

  賃貸借契約が継続し、その賃貸借で地代の支払が免除されて
  いるものとして取り扱われ、借地権の贈与とはなりません。

  したがって、この取扱いを受けた場合、借地権者としての
  地位は従前のとおり、お父様のままとなりますので、

  将来、お父様が亡くなられた場合は、家屋と借地権の価額が
  お父様の相続税の課税価格に含まれることになるのは、言う
  までもありません。


※本文で紹介させて頂いた内容は概略となります。
 詳細につきましては税務署または税理士等の専門家にご確認下さい。
  
                                                      《担当:荒川》

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  掲載の内容は、作成日時点の法令等に基づいております。
  実際のお取引の際には、改めて該当法令等をご確認下さい。

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