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2007/12/17(第215号)「月次決算3Sを頭に入れよう!」

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2007/12/17(第215号)━━
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■□ 【実践!社長の財務】-財務アプローチで儲かる会社を作る
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■□  ”業績をアップしたいのであれば、まずは会計から変えろ!!”
■■          http://www.tm-tax.com/
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 おはようございます。
  税理士の北岡修一です。
 

 先週報告したとおり、13日に自民党(与党)の税制改正大綱が
 発表されましたね。

 注目の「金融一体課税」は、2009年1月より上場株式等の譲渡も
 配当も、原則は20%の税率になりました。

 その上で、譲渡は500万円以下、配当は100万円以下の部分について
 税率を10%にするとのことです。これは2年間だけの措置です。

 やはり心配していたように、複雑になってきましたね。
 特定口座は1年遅れになりますので、複数税率は自分で申告する
 ことになりますが、果たして正しい申告ができるのか、問題があり
 そうですね...

 でも、「金融一体課税」として、株式の譲渡損が配当所得と通算
 できるようになったことは、一歩前進だと思います。
 今後は、利息なども一体課税に入ってくることと思います。


 また、上記以外では、エンジェル税制の大幅拡充が、注目ですね。
 これは、個人が特定の中小企業に、出資をした場合において、
 1,000万円を限度に寄付金控除ができる、というものです。

 もちろん寄付金の限度(所得の40%)などはありますが、出資した
 金額を所得から引いてくれるというのは、ベンチャーなどに出資する
 モチベーションアップにつながると思います。

 ただし、寄付金控除をした金額は、株式の取得価額から差し引くと
 いうことですから、その株式を譲渡したときには税金がかかって
 くるということですね。その点は、さすが国税もしっかりしてますね。


 ということで、税制改正については、またの機会に解説などもして
 いきたいと思います。

 では、本日も「実践!社長の財務」いってみましょう!

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■□  月次決算3Sを頭に入れよう!
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●『会計理念経営』10カ条の続きです。


 第6条 月次決算は、3つのSを重視する
    ・・・スピーディ&シンプル&正確に!
    ・・・月次決算の正確さとは、経営の判断を誤らせないこと


 上記を、私どもは「月次決算3S(スリーエス)」と呼んでいます。
 覚えやすいので、これは是非、頭の中に入れておいて欲しいと思い
 ます。


●月次決算3Sとは、

  1.Speedy の S
  2.Simple の S  そして、
  3.正確     の S

 です。1つ漢字が入ってしまうのは、ご愛嬌ということで、お許し
 ください。(笑)

 きれいにいきたかったのですが、英語のボキャブラリーが少ない
 もんで...


 でも、内容的には、ものすごく的を得ているのではないかと、自画自賛
 しています!


●まずは、月次決算は、とにかくスピードが大事です。
 なぜかと言えば、経営に利用するためです。
 月次決算は、過去をとやかく言うのではなく、将来に活かすために
 行なうものです。

 1ヶ月は30日しかないのですから、ウダウダしていると、あっと言う
 間に、1ヶ月が過ぎてしまいます。

 できれば翌月初すぐに、月次決算を出し、前月までの実績を踏まえて、
 当月の予定、計画を立てていかなければいけません。

 そのためには他を犠牲にしても、スピードが大事です。
 遅くても5日位までには出せるように、しくみを作って欲しいですね。


●そして、次にはシンプル。
 何をシンプルにするかは、2つあります。

 1つは「経理のしくみ」をシンプルにすることです。
 複雑な、面倒な経理は、できるだけ行なわないことです。

 たとえば、現金扱いなどはできるだけなくすことです。
 社内の入出金は、経理にとって最も手間のかかる仕事です。

 その他にも、2度手間になる帳票類などはできるだけ廃止したり、
 パソコンやインターネットなどをフル活用して、シンプルな経理
 を工夫していくことが大事ですね。

 これが、1のスピーディーにつながっていきます。

 
 もう1つのシンプルは、「わかりやすい資料」を作る、ということ 
 です。
 経営者が本当に見たい資料を、要点を絞ってわかりやすく、シンプル
 に作る、これが大事です。

 月次決算は、経営に役立てるためにやるのですから、その目的に
 照らしたシンプルなものになっていないと、実際にはなかなか使え
 ないものです。

 これも、創意工夫を積み重ねることが大事ですね。


●最後のSの、正確は、「正しい数字」を出す、ということです。

 何回も言いますが、月次決算は経営に役立てるものですから、
 経営判断を誤らせないために、正しい数字を出すことが重要です。

 ただし、これは1のスピーディーとは相反するものでもあります。
 正しくやろうと思えば、時間がかかってしまうこともあるからです。


 では、この場合はどうなのか?
 それは、「経営判断を誤らせない範囲の正しさ」であれば、月次では
 良いと思います。

 スピードが大事であり、その中でできる最大限の正しい数字を出す
 ように心がける、ということになりますね。
 私はそう思っています。

 したがって、月次では枝葉末節の部分は切ってしまうこともあります。

 この点は、会社の状況によって、適宜判断していけば良いのではない
 でしょうか。


 いずれにしても、御社の「月次決算3S」をどのように実行するかを
 是非、考えてみてください。

 また、月次決算をやりながら迷ったとき、経営者が経理に指示をする
 とき、是非、この「月次決算3S」を思い出して考えてみてください。


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<編集後記>
 
 いよいよ今年も残すところ2週間、仕事をするのは2週間もありませ
 んね。今年中にやるべきことをあげ、カウントダウンで仕事をしていく
 時期に入ってきました。
 やはり年の終わりというのは、何かいつもの月とは違った感覚、感慨
 深いものが出てくるから、不思議です。

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